こんにちはっ(^^)
Nutです!
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想いを伝える “インタビュー” シリーズ♪
今回は、株式会社WASの代表 ユウジさんにお話しを伺いました!
株式会社WAS(ワズ)の代表、宇野優司(ユウジ)さん。
静岡県で生まれ育ち、大学で栄養学を学んだ後、世界で飲食店を経営する会社に入社。
その後、視点を広げるためIT企業で経験を積む。
『日本の伝統を世界へ発信し、未来へ感応させたい』という想いのもと、2020年に株式会社WASを立ち上げ、現在は日本文化を代表する “出汁” にこだわるおでんbar『うまみや』を運営中。
20歳で見つけた自分の役割
静岡県でのびのびと生まれ育ったユウジさん。
そんなユウジさんが、「経営者になりたい」という想いに至った経緯を伺いました◎
「中学・高校時代は、地元の静岡でずっとサッカーをしてました。
自分なりに本気で取り組んでたんですけど、高校の引退まであまりいい結果が残せなくて、、
サッカーのためだけにそれまで必死に頑張ってきたのに、終わってみたら何も残らないんだってショックでした。
代わりに何かしないとと思い、一生懸命勉強して有名大学を目指したんですけど、それも失敗してしまって、、
そのときに、自分は何かひとつのことを突き詰めることに向いてないな、と感じました。
結局別の大学に進学して、研究に打ち込んだりバイトなどもやりましたが、どれも本気で打ち込むことができず、悶々と過ごしてました。
あるとき、このままじゃやばいなって思って、自分が本気になれることは何かって真剣に考えてみたんです。
それまでの人生を振り返ってみて、唯いつ一生懸命になれたのは、個々を尊重しながらチームをまとめたり、相手に何かを教えたりすることだったんじゃないかなって思いだして。
ひとつのことを突き詰めることができないから、何かに特化したスペシャリストになるのは無理だけど、だったらそのスペシャリストたちをまとめる、経営のスペシャリストになるしかないと思いました。
それが20歳のときでした。」
二十歳で自分の人生について考えてるなんてすごいな~(^^)
柔らかい雰囲気の裏に秘める、熱い想いを感じました♪
人生で成し遂げたいこと
目標も見つけたユウジさんの初めの一歩は、社会に出て経験を積むことでした。
もともと世界での活動を考えていたユウジさんは、海外に発信できるステージがあるところで勉強したいと考え、世界に拠点を持つ飲食店経営をする会社に入社。
また、さらに広い世界を世界を知るため、大手のIT企業に転職。
そんな2つの会社で経験を積み、30歳手前で新しい一歩を踏み出すことを決意したそう。
そのときの想いを伺いました◎
「自分が人生で何を成し遂げたいかって考えたときに、世の中に大きなものを残す人間になりたいと思いました。
たとえば人生60年だったとして、半分経った今、これまでの人生の経験を生かしてやるべきこと・一番人に伝えられることは何かって考えたら、受けてきた教育のありがたみ・生まれ育った日本独自の伝統を世界へ発信することだったんです。
なんでそう思うかって考えると、今まで出会ってきた人たちからの影響が大きかったかなって感じて。
幼少期は親、学生時代の先生、大学の教授、会社の社長とか、その局面局面で出会った人たちみんなに共通してるのが、『見返りを求めていない教育』でした。
これって、愛がある素敵なことだし、「自分だけの利益を追求せず、伝統を大切にし、教育によって古き良きものを後世に伝承してる」ってゆう日本的な良さだと思うんです。
今までの人生でこれを受け取ってきたので、今後は自分がこれをたくさんの人に伝えていくべきだと感じました。
発信の仕方は、政治家になるとか教育者になるとかいろいろあると思うけど、私は、自分で会社を立ち上げて、従業員やお客さんに想いや価値観を表現していくことがベストだと考えました。」
『株式会社 WAS』
リーダーとして、 “日本文化を世界に発信したい” という夢を追いかけるユウジさん。
30歳手前で立ち上げた『株式会社WAS』に関して、社名の由来を伺いました◎
「日本文化が凝縮されたフレーズとして、一番いいなと感じたのが『詫び・寂び(わびさび)』だったんです。
例えば、桜の花ってたった1週間しか咲かないのにみんなが見に来るのは、そんな儚いものを良しとする日本の素敵な文化だと思うし、
華やかで豪華な海外の王室と比べて、日本のお城はシンプルで無駄がない造なのは、たぶん質素なものにも趣を見出してるんですよね。
その日本人的な表現をしたのが、『わび・さび』だなと思い付いて、『WABI AND SABI』の頭文字を取って『WAS』にしました。
もうひとつ、自分の座右の銘でもある『温故知新』という言葉から、 “was” という意味もあります。
過去や伝統も大切にしつつ、新しいことを取り入れることも必要だと考えています。」
素敵な社名ですね♪
おでんbar『うまみや』
株式会社WASとして、おでんbar『うまみや』を運営するユウジさん。
飲食店を立ち上げた経緯を伺いました◎
「まず消費者と接点が多いものは何かって考えたときに、食に通じたことだと考えました。
その中でも、お店を通してお客様へおもてなしをしたり、関わる人に想いを共有することで、大衆に対してアプローチしやすいと思ったので、飲食店をやることを決めました。
業態は、全国各地を回る旅をしてみて、日本の国民性が凝縮されてるなと感じたのが出汁だったので、そんな出汁が決め手の『おでん』をやろう!って考えて。
そうと決まってからは、大阪の昆布問屋さんへ訪れ、昆布のルーツや歴史、出汁に関する勉強をさせてもらったり、
愛知の老舗旅館に住み込みで研修をさせてもらって、接客や所作などを1から厳しく教えていただきました。
各地での修行を踏まえ、昨年、こだわりの4種類の昆布を具材に合わせてブレンドして提供する、おでんbar『うまみや』をopen。
本格的なおでんをリーズナブルに、幅広くたくさんの方が気軽に楽しめるよう、大衆的な雰囲気のお店にしました。」
今後
実際に、会社を立ち上げて約1年。
やってみて感じてることや、今後の目標を伺いました◎
「率直な感想を言うと、会社を立ち上げてよかったと感じてます。
着実に目標に向かって進んでる実感もあるし、もちろん大変なこともたくさんあるけど、それ以上に楽しくて毎日とても充実してます。
計画通りに進んでこれてるのは、今まで積み重ねてきた経験とか、周りの方のたくさんの支えがあってだと感じてるので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
次のステップとしては、まずは近々で、『うまみや』の国内2拠点目を立ち上げる予定で、来年以降は国内に5店舗くらい、その次は海外での出店も考えてます。
少しずつですが、自分の想いや伝えたいことが広がっていくことに、とてもわくわくしてます。
焦らず背伸びせずに、一歩一歩進んで行こうと思います。」
ユウジさんの人柄や心に秘める熱い想いが伝わる素敵なお話、ありがとうございました!
今後の活躍もとても楽しみにしてます(^^)